業務内容のご紹介

こちらのページでは、株式会社山口木型の業務内容をご紹介いたします。
福岡県三潴郡大木町を拠点に、木型の製造を行っています。木型・樹脂型・発砲スチロール型などお客様のご要望に合わせて製作が可能です。職人による高い技術で丁寧に仕上げます。
こちらのページでは具体的な業務内容を詳しくご紹介していますので、ご依頼や求人応募の際にご参考にご覧ください。

木型ってなに?

木型とは、弊社では主に、鋳造用・耐火煉瓦用・FRP用の木型を製作しております。その他にもたい焼きや和菓子、靴などさまざまなものに木型は使われています。鋳造では溶かした鉄を流し込む為、鋳型(砂型)が必要です。砂型の材料となる鋳物砂を製品形状に固めるために使用されます。鋳物製品は複雑な形状が多いため図面の読図力と技術力が求められます。耐火煉瓦は木型に直接セラミックス材を押し固め成形されるため型自体の強度が求められます。硬度の高い樹脂や鉄板張りを行い強度を高めます。FRPは、身近なもので遊具や浴槽に使われている強化プラスチックです。木型にガラス繊維を積層し成形されます。肌に模様や凹凸が出やすいためシビアな仕上がりが求められます。これらの材料は自身で形作ることが困難なため「型」が必要になってくるのです。

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木型・樹脂型

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木型は、木材(無垢材)を使用してハンドメイドで造られてきました。近年では良質な無垢材が入手しづらくなった事により安定して供給できる集成材に切り替わってきています。また、NC機械化が進んだことからより加工がしやすい樹脂を多く使うようになってきました。木材型も樹脂型も長期間の保存や、量産したい場合に適しており、樹脂型は高硬度、耐摩耗性に優れたものもありますので大量生産に向いています。NC機械での加工により精度の高い型作りが可能となっております。しかし全てを機械で仕上げることはできませんので最後は熟練した職人によって丁寧に仕上げ完璧なものに近づけていきます。

発砲スチロール型

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発泡スチロール型は、単品ものや短期間での少量生産ものに適しています。一番のメリットは短納期での対応が可能になります。コストも木型・樹脂型に比べ抑えることができます。また、試作品や形状変更が多いものなど木型で作る前にお試しでできるのも利点となります。弊社は発砲スチロール型を最も得意としており、大物から小物まで製作することができます。仕上げの塗料の種類によって離型をよくしたり型持ちをよくしたりできますのでご要望に応じてご提案いたします。ご予算なども柔軟に対応いたしますので遠慮なくご相談ください。

山口木型が選ばれる理由

現図をもとに対応可能

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お客様からお預かりした図面、ご要望をもとに現図(木型図)を作成しご提案いたします。もちろん、資料が不完全な場合や図面がない場合でも、綿密な打ち合わせをもとにイメージを形にすることが可能です。現図が完成しましたら3Dデータを作成し、さらに分かりやすくご提案をしご承認を頂けましたら製作へとうつります。「図面がないから難しいかも…」とお悩みの際も、まずはお気軽にご相談ください。

職人による技術

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弊社では、使い手の目線に立った木型づくりを大切にしています。NCマシニングによる機械加工が主流となる現代においても、細部の仕上げや微調整など、より高い精度が求められる部分には、熟練した職人による手作業で対応。長年培ってきた技術と経験で、細やかなニーズにも応えます。また、私たちはひとつひとつの仕事に責任を持ち、常に謙虚な姿勢で品質と向き合うことを大切にしています。それが、お客様から信頼されるモノづくりの原点です。

納期の厳守

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納期の厳守はモノづくりの基本であり、信頼関係を築く上で欠かせない責任と考えています。お客様のご要望を最優先に、製作スケジュールの調整にも柔軟に対応。可能な限りご希望の納期に間に合うよう工程を工夫し、迅速かつ丁寧な対応を心がけています。納期を守ることはもちろん、お客様のビジネスを止めないためのサポートとして、期待に応える製造体制を整えております。

お気軽にお問い合わせください。

業務に関するご質問やご不明点がございましたら、どのような些細なことでも遠慮なくお問い合わせください。
丁寧にご説明を行い、必要に応じた適切なご案内をさせていただきます。
また、「こんな型は製作できるのかな・・」といったご相談も、どうぞお気軽にお寄せください。
お客様からのご要望には「できない」と申し上げることなく、可能な限り対応し、常にお客様に寄り添ったご提供をいたします。
信頼いただける製造を目指しておりますので、ぜひご相談ください。

お問い合わせへ

木型の製作の流れ

出図

お客様より図面を頂き、ご要望や材料の選定など打ち合わせを行います。

現図

CADを用いて、現図を作成し再度打ち合わせを行います。

木取り

ご希望の材料にて、型の強度・軽量化などを計算し木組み、切出しを行います。

手加工

機械では難しい細かく繊細な部分を人の手によって加工します。

取り付け・組立

手加工した部品を組み合わせて取り付け、組立を行い仕上げていきます。

仕上げ・塗装

打ち合わせにて決定した塗装を行い、最終仕上げを行います。

モデル製作(3DCAD)

作成した現図をもとに、3Dデータの作成をCADで行います。

CAM

CADで作成したモデルをもとに、CAMを用いてプログラムを作成します。

木取り

ご希望の材料にて、型の強度・軽量化などを計算し木組み、切出しを行います。

NC加工

NC機械に材料を設置し加工を行います。

取り付け・組立

NC機械で加工した部品を組み合わせて取り付け、組立を行い仕上げていきます。

仕上げ・塗装

打ち合わせにて決定した塗装を行い、最終仕上げを行います。